オギ


解説

高さ2~2.5mにもなるススキに似た大型の草。水辺に生え、ススキのように株を作らない。花序はススキよりも長く、小穂には銀白色の毛がある。小花にはノギ(芒)がない。

名前の由来

白い穂を馬の尾に見立て、大型の草を木に見立てたので「尾木」となったなど、諸説あり。

注目ポイント

ススキに似た大型の草

利用

ススキのように屋根葺き材に使われたり、アイヌの人々は茎で魔除けの矢を作った。

花や実の時期

花期:10月

果期:11月~12月

自然教育園で行っている管理

水辺の環境を維持するた冬季の刈り取りをしている。夏、オギの根元にナンバンギセルが寄生することがあり、ナンバンギゼルが鑑賞しやすいよう茎ごと一部刈り取っている。冬季、結実したナンバンギゼルを残しながら刈込高さを調整している。


見ごろの時期

4.秋(10〜11月), 5.晩秋(12月)

見られる場所

武蔵野植物園

キーワード

水辺,