クズ
解説
林縁や空き地などに生育するつる性の植物。夏期に咲く赤紫色の蝶形花は甘い香りで、クマバチなどがやってくる。つるを伸ばして他の植物に覆いかぶさり、弱らせるなどの害を与える。北アメリカでは、飼料や緑化のため輸入されたが、帰化して有害植物に指定されている。
名前の由来
奈良県の地名国栖(クズ)からきたといわれる、クズカズラの略。
注目ポイント
夏に咲く美しい花
利用
根がくず粉として食用に利用される。秋の七草の1つでもある。
花や実の時期
花期:7月中旬~9月下旬
自然教育園で行っている管理
増えすぎて樹木などに悪影響がみられる場合がある。その際には除去するが、根に栄養を蓄えて増えるため、つるをたぐって根から引き抜く。花が美しく、観賞用に残す配慮も行っている。