コナラ


解説

高さ15~20mくらい。葉が開くと同時に咲く。黄褐色の小さな雄花をたくさんつけた穂が新しい枝の下部に垂れ下がる。落葉樹の多い雑木林を代表する樹木。秋にはドングリの1種である実が落ち、動物の餌となる。また、夏には樹液にクワガタ類やカブトムシなども集まる。

名前の由来

コナラの「コ」は小さいという意味で、オオナラ(ミズナラの別名)に比べると葉が小さいことから名が付いた。

注目ポイント

雑木林を代表する樹木

利用

薪や炭、シイタケのほだ木などに使われる。伐採した後も、切り口から新しい芽が出て、約20年かけて幹を作る(「萌芽更新」という。)。こうして、繰り返し利用されてきた。

花や実の時期

花期:4月上旬~4月下旬

果期:10月上旬~11月中旬

自然教育園で行っている管理

安全管理を目的として、高所の枯れた枝を除去している。


見ごろの時期

2.春(4〜6月), 4.秋(10〜11月)

見られる場所

武蔵野植物園, 水生植物園, 路傍植物園

キーワード

樹木, 落葉樹林