ハンゲショウ


解説

高さ30cm程度。多数の小さな白い花を穂状につけ、花弁はない。花の頃に、花に近い葉の下半部が白くなる。これは目立たない花の代わりに虫を引き付けるためといわれる。ただし、自然教育園では、白くならない個体も多い。水辺や湿地に生える。

名前の由来

半夏生(夏至から11日目)の頃に花が開き、葉が白くなるからという説や、半分化粧したような葉にちなむ説などがある。

注目ポイント

花の頃に白くなる葉

利用

古くは民間薬として、脚気(かっけ)、むくみなどの利尿薬として使われた。

花や実の時期

花期:6月中旬~7月中旬

自然教育園で行っている管理

水辺の環境を維持するため、冬に水辺の草刈りや枯れ草の除去を行い、枯れた植物が堆積しないようにしている。また、放置すると増えすぎるため、適宜除去している。


見ごろの時期

2.春(4〜6月), 3.夏(7〜9月)

見られる場所

水生植物園

キーワード

水辺,