ヨモギ


解説

高さ50~100cm。地下茎が地中に伸び、早春から芽を出し繁殖すが、種子からも繁殖する。葉の裏には白い毛が密生する。茎の先に花序を出し、多数の小さな頭花を咲かせる。全草に香りがあり、邪気を払うと信じられた。

名前の由来

よく燃える(または萌える)草の意とする説などがある。

注目ポイント

昔から生活とのかかわりが深く、食用、薬用としてきた

利用

春の若葉は草餅を作るモチグサとなり、葉の裏の毛から灸に使うもぐさを作る。民間薬として、虫刺されや血止めなど、腹痛などに利用する。漢方にも用いられる。

花や実の時期

花期:9月中旬~9月下旬

自然教育園で行っている管理

芽生えの鑑賞のため、春に周辺の草刈りをおこなっている。開花時期に茎が倒れないように、柵ロープの内側に茎が折れないように引き込んだり、丈夫な株だけ残して間引きしている。


見ごろの時期

3.夏(7〜9月), 4.秋(10〜11月)

見られる場所

武蔵野植物園, 水生植物園

キーワード

, 草地