ゲンノショウコ


解説

高さ30cm程度。白や紅色の花を咲かせる。花色や毛の多少に変異が多く、花が紅色系統は西日本に、白色系統は東日本に多い。タネは熟すと,果皮(果実のタネを包む部分)が5つに裂け,種子をとばしながら外側に巻き上がる。その巻き上がった形が神輿(みこし)の屋根に似ているので「ミコシグサ」ともよばれる。

名前の由来

昔から民間薬や生薬として価値が高く、下痢などに対する薬効(証拠)が直ちに現れるため。

注目ポイント

神輿(みこし)をイメージするタネの形。

利用

乾燥させた植物体は良質の下痢止めや胃薬、お茶としても利用される。イシャイラズ(医者いらず)の別名もある。

花や実の時期

花期:8月下旬~10月中旬

自然教育園で行っている管理

草地の環境を維持するため、冬に生育する場所の草刈りを行っている。春から秋にかけては、花を見やすくしたり、競争相手を除く目的で周辺の草刈りを行っている。


見ごろの時期

3.夏(7〜9月), 4.秋(10〜11月)

見られる場所

武蔵野植物園, 水生植物園, 路傍植物園

キーワード

, 草地