高さ50～100ｃｍ。地下茎が地中に伸び、早春から芽を出し繁殖すが、種子からも繁殖する。葉の裏には白い毛が密生する。茎の先に花序を出し、多数の小さな頭花を咲かせる。全草に香りがあり、邪気を払うと信じられた。

よく燃える（または萌える）草の意とする説などがある。

昔から生活とのかかわりが深く、食用、薬用としてきた

春の若葉は草餅を作るモチグサとなり、葉の裏の毛から灸に使うもぐさを作る。民間薬として、虫刺されや血止めなど、腹痛などに利用する。漢方にも用いられる。

花期：9月中旬～9月下旬

芽生えの鑑賞のため、春に周辺の草刈りをおこなっている。開花時期に茎が倒れないように、柵ロープの内側に茎が折れないように引き込んだり、丈夫な株だけ残して間引きしている。