サルトリイバラ


解説

つる植物。茎は硬く強い刺があって他物にひっかかる。春、葉の展開と同時に淡黄緑色の花を咲かせる。秋に実が赤く熟し、冬まで残る。葉はルリタテハの幼虫の食草となる。葉の大きさやとげの多少に変異が多い。

名前の由来

バラのようなとげにサルがひっかかるところからきた。

注目ポイント

冬につける赤い実

利用

西日本では餅を包むのに使う。根茎は薬用になる。

花や実の時期

花期:3月中旬~4月下旬

果期:10月下旬~2月下旬

自然教育園で行っている管理

放置すると繁茂するため、夏に新しいつるが伸びるタイミングで、地際から切除し、適宜除去している。


見ごろの時期

4.秋(10〜11月), 5.晩秋(12月), 6.冬(1〜2月)

見られる場所

武蔵野植物園, 路傍植物園

キーワード

樹木, 落葉樹林