セツブンソウ


解説

高さ5~10㎝ほど。主に石灰岩地の林床に生える。茎の先に径2㎝ほどの白い花を咲かせる。初夏には地上部が枯れてしまう「春植物」。乱獲され絶滅危惧種となっている。

名前の由来

節分のころに咲くことから。

注目ポイント

早春に咲く可愛らしい花

花や実の時期

花期:2月上旬~2月下旬

自然教育園で行っている管理

芽を出す春先に明るい環境を作るため、つぼみができる1月上旬までに、周辺の堆積した落ち葉を除去する。つぼみがカラスに食べられてしまうことがあるため、テグス(透明の糸)を花の周りに張って、カラス除けを設置する。カラスが見えない糸にひっかかると、それ以降、警戒して近寄らなくなる。また、明るい環境を維持するため、日陰を作る樹木は枝の剪定を行っている。


見ごろの時期

6.冬(1〜2月)

見られる場所

武蔵野植物園, 水生植物園, 路傍植物園

キーワード

, 落葉樹林