カキツバタ


解説

高さ40~60㎝。濃い紫色の花をつける。日当たりのよい湿地に群生する植物。花は咲いたら一日で枯れる、いわゆる「一日花」。

名前の由来

花の汁を布にこすりつけて染めたことから、カキツケバナ(書付花)が転じた。

注目ポイント

古来から親しまれる美しい花

利用

古来から花の汁で着物を染めることに利用された。万葉集などの古典文学に登場したり、家紋の図柄にもよく用いられるなど、昔から日本人の生活となじみの深い植物。

花や実の時期

花期:5月上旬~5月下旬

自然教育園で行っている管理

水辺の環境を維持するため、冬に刈り取るが、春に出る新芽を傷つけないように、地際より少し高い位置で刈る。春から秋にかけては、花を見やすくしたり、競争相手を除く目的で周辺の草刈りを行っている。


見ごろの時期

2.春(4〜6月)

見られる場所

水生植物園

キーワード

希少性, 水辺,