ジロボウエンゴサク


解説

高さ10cm程度。早春にピンク色の細長い花を咲かせる。林縁や草地などに生える。タネにはアリが好む物質がついており、アリにより遠くへ散布される。

名前の由来

三重県の伊勢地方には、スミレを太郎坊、ジロボウエンゴサクを次郎坊と呼び、それぞれの花の距(花の後ろに突き出した中空の角状のもの)を絡ませて草相撲のように遊んだことから。

注目ポイント

春先に群生する小さな花

利用

漢方では、この仲間の塊根を乾燥させたものを「延胡索(えんごさく)」と呼んで鎮痛などに使う。

花や実の時期

花期:3月下旬~4月上旬

自然教育園で行っている管理

冬には生育する草地を維持するため、草刈りなどを行っている。春には、花を見やすくしたり、競争相手を除く目的で周辺の草刈りを行っている。


見ごろの時期

1.早春(3月), 2.春(4〜6月)

見られる場所

武蔵野植物園

キーワード

, 草地