ナンバンギセル
解説
高さ10cm程度。地面から伸びた花柄に淡紫色の筒状の花が横向きにつく。ススキ、ミョウガなどに寄生する一年生の植物。光合成は行わず、ススキなどが作った栄養をもらって生育する。
名前の由来
花の形が南蛮煙管(なんばんぎせる/西洋の喫煙パイプのこと)に似ていることから。
注目ポイント
キセルを思わせるユニークな形の花
利用
花の形がおもしろく、時に茶花として利用される。
花や実の時期
花期:3月中旬~4月下旬
果期:10月下旬~2月下旬
自然教育園で行っている管理
草地を維持するためススキ、オギなどの草刈りなどを行っている。ナンバンギセルは枯れた後もしばらくタネが残っていることから、その周辺のススキなどを刈る際は、ナンバンギセルより上部で刈り取り、そのタネを保護する配慮を行っている。